調味料の「さしすせそ」とは?
料理の「さしすせそ」とは以下の調味料のことを指します。
- 「さ」:砂糖
- 「し」:塩
- 「す」:酢
- 「せ」:醤油
- 「そ」:味噌
よく耳にする単語だと思いますが、単純に調味料の頭文字をとっているだけではありません。料理に入れる順番もこの順番がベストです。砂糖は塩よりも味がしみこみにくいため一番最初に入れることがおすすめです。また、醤油や味噌は先に入れてしまうと香りが飛んでしまうため料理の後半に入れましょう。何気ない言葉ですが、意外と理にかなっている単語なんですね。
砂糖の賞味期限と保存方法
砂糖の賞味期限は?
びっくりするかもしれませんが、砂糖に賞味期限はありません。「品質の劣化が極めて少ない食品」は賞味期限や保存方法を省略することができます。砂糖は安定した品質の食材であるので賞味期限の記載の必要はありません。
とはいえ実際、どのくらい使えるのかは気になるところですよね。実際は「べたつきがない」「嫌な臭いがしない」「変色がない」「虫が混入していない」といったことになっていなければ食べることができるようです。
砂糖の保存方法は?
砂糖は以下のような保存ができる、調味料棚が良いでしょう。
- 密閉できる容器に入れる
- 湿気や水気のある所に置かない
- 温度が高いところに置かない
袋には通気性があるため砂糖のにおいが漏れてしまう可能性があります。あまり人は気づかないかもしれませんが、虫などが気づき食べられてしまう可能性があるためタッパーなどの密閉性が高い容器に入れましょう。また、密閉性の高い容器に入れておくことによってほかの物のにおいが移ってしまうことを防ぐことが可能です。
湿気や水気は、その水分に砂糖が溶ける可能性があります。溶けた砂糖の水分が乾燥して固まることで使用しずらくなってしまいます。同様に冷蔵庫内での保存も水分のやり取りが多くなる可能性があるのであまりよくないでしょう。
最後に温度が高いところでの保存は溶ける原因や色がつく原因になるので冷暗所にて保存するようにしましょう。
塩の賞味期限と保存方法
塩の賞味期限は?
塩の賞味期限も砂糖と同様にありません。こちらは浸透圧が影響しているためです。ナメクジに塩をかけるとナメクジの水分が塩に移っていく原理と同様で雑菌の水分が塩に移るため雑菌が死滅してしまいます。このため塩は非常に安定した調味料になります。しかし、ハーブ塩など純粋な塩ではない場合塩以外の素材によって賞味期限が発生するケースはあります。
塩の保存方法は?
塩も湿気と温度に強くありません。特に湿気に関しては固まる要因になってしまいます。入り米を入れることで、入り米が水分を吸収してくれるため固まるのを防ぐことができます。また、もし固まってしまった場合はフライパンでこげないように乾煎りしたりラップをかけずにレンチンすることで固まった塩を元に戻すことが可能です。
酢の賞味期限と保存方法
酢の賞味期限は?
酢は開封前と開封後はで賞味期限が変わってきます。開封前の賞味期限は約2年です。開封後は種類によって異なり賞味期限内であれば以下の通りです。
冷暗所 | 冷蔵庫 | |
穀物酢 / 米酢 | 半年 | 一年 |
リンゴ酢 / 黒酢 | 3ヶ月 | 半年 |
冷蔵庫で保存するか冷暗所で保存するかによっても賞味期限は変わってくるのでできることであれば冷蔵庫で保存するようにしましょう。
酢の保存方法は?
直射日光を避けなるべく涼しい場所で保管するようにしましょう。夏場などは特に冷蔵庫で保存するようにしましょう。酢の弱点は空気による酸化もありますのでキャップは必ず閉めて保管してください。「白い膜が浮かんでいる」「酸味のとんだ味がする」というようでしたら使用できないダメになった酢です。
醤油の賞味期限と保存方法
醤油の賞味期限は?
醤油の種類だけではなく容器によっても異なります。
濃口 / 再仕込 / 溜 | 淡口 | 白 | |
ペットボトル | 18ヶ月 | 12ヶ月 | – |
ガラス瓶 | 24ヶ月 | 18ヶ月 | 8ヶ月 |
缶 | 24ヶ月 | 18ヶ月 | 8か月 |
開封後は、冷蔵庫で保存して1か月以内に使用するようにしましょう。
醤油の保存方法は?
保存は密閉した容器かつ冷蔵庫で保存するようにしましょう。密閉した容器で保存する理由は、醤油が参加に弱いためです。醤油が参加することによって色や香り、風味が落ちてしまいます。近年は保存技術が向上しているため空気が入りにくくなっているボトルや冷蔵しなくても傷みにくいボトルも出てきています。
味噌の賞味期限と保存方法
味噌の賞味期限は?
酢や醤油と同様に味噌にもたくさんの種類があるため、それらにより賞味期限は変わります。
種類 | 賞味期限 |
甘味噌 | 3 – 6ヶ月 |
辛口味噌 | 3 – 12ヶ月 |
麦味噌 | 3 – 12ヶ月 |
豆味噌 | 6 – 12ヶ月 |
調合味噌 | 3 – 12ヶ月 |
だし味噌などは水分やだしの成分によって腐敗しやすくなっています。そのため冷蔵庫などに保管し遅くとも3ヶ月以内に使用するようにしましょう。
味噌の保存方法は?
味噌の保存は以下のように保存しましょう。
- 冷蔵庫 or 冷凍庫で保管
- ラップで表面を覆う
温度が上がると風味や香りが損なわれたり、変色してしまう可能性があります。常温でも保存は可能ですが可能な限り冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存するようにしましょう。冷凍庫で保管が可能なのか不安に思われる方もいるかと思いますが、味噌は凍らないので問題ありません。ただし、容器が壊れる可能性があるため、容器は冷凍OKの物を使用しましょう。
また、空気に触れることによって風味の変化が起こる可能性があります。そのためなるべく空気との接触を防ぐために味噌の表面をラップで覆うようにしましょう。
まとめ
今回は料理の「さしすせそ」の賞味期限と保存方法について紹介させていただきました。砂糖や塩は賞味期限はありませんが、酢・醤油・味噌に関しては種類などによって賞味期限が変わってきます。保存方法は種類によらずおおむね一緒ですので自分の使う調味料の賞味期限を意識して保存しましょう。
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